2018年3月にリニューアルした かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきた
リニューアルして新しくなった各務原の航空宇宙博物館に3歳の息子を連れて妻と3人でお出かけしてきました。
ずっと「かがみはら」だと思ってたんですが「かかみがはら」だったんですね。
春休みの平日(3月28日水曜日)に行ってきたんですが、それほど混雑はしておらず、一通りのものをざっと見学してきました。
混雑具合や展示の様子、駐車場や食事場所など、一通りの様子をまとめてみたいと思います。
駐車場の混雑具合
ちょうど桜の季節で、博物館すぐそばの所も桜が咲き誇ってました。
ナビを頼りに現地へ到着すると、駐車場の入り口には交通整理の人が立ってくれてました。
駐車場の台数は、ざっと掛け算して15列 x 30台+αで、500台くらいは止められそうな雰囲気。
朝10時開館の博物館に10時50分頃到着しましたが、端の方ならば余裕。
無料エリアの航空機展示ですでに結構豪華
駐車場から歩いて博物館の方に向かって行くんですが、博物館の入り口にたどり着くまでの道のりがすでに結構豪勢。
海上自衛隊の水上着陸できる救助艇やら、なんやらで5台ほどの航空機が展示されてる他、脇にはターザンができるロープ(って表現でいいのかな?縄持って滑ってく遊具)だとか滑り台などの子供が遊べる遊具などもありました。
また、オープニング期間限定(3月31日まで)で、屋台にてお土産や飲食物、地元企業の名産品、なども販売されていました。
入り口の行列具合 5分ちょっとくらい並んだ
混乱を避けるためか入り口の券売機手前で入場制限をかけ、順に券売機に並ぶ仕組みになっていました。(年間パスポートを作りたい人は並んでから入り口で申告する)
ざっと30人くらい入り口に並んでて、5分から10分くらい並んだかな?
思いっきり直射日光が当たる場所なので、暑い時期になったら帽子などの日差し対策が欲しいところです。
ていうかすでに今日の段階でかなり暑かった。
券売機は2台あり、大人800円、高校生と60歳以上は500円。中学生以下は無料。
JAF会員の割引はありませんでした。(昔あったみたいなんだけど、聞いたら無いと言われた)
チケットは入り口で見せる仕組みで、同じ日なら何度でもチケットを見せて再入場可能。
ご飯は外で食べて、もう一度入場というのも手軽で簡単です。
入り口最初は最初期の飛行機であるサルムソン、ライトフライヤーという機体が展示されたエリア。
その後、飛燕が展示されたエリア、18台の航空機が展示されるメインエリア、2階の宇宙展示エリアと続きます。
なんとなく、全体的な構成は金城ふ頭にある鉄道博物館と似ているような感じでした。(どっちも新しくて綺麗で、レアな機体がたくさんある、というのも似ている)
飛燕の展示エリアは1番人だかりができてた
次のエリアが大戦時の有名な航空機「飛燕」が展示されているところ。
飛燕にはI型とII型があるんですが、現存するII型はここに展示されている1台のみだそうで、大変に貴重なもの。
ギンギラに輝いてて、航空ファンの方も大勢が群がってました。(ここが1番人だかりできてたかも)
運良く人がサッといなくなったので、息子と記念撮影
メインエリア(体験教室の申し込みなども可能)
その後、航空機が多数展示される、いわゆる「メインのエリア」
2階に登って、カッコいい感じの写真が撮れました。
ここに入ってすぐのところに、体験教室の受付が設置されており、申し込みの行列などもできてました。
それぞれの教室で受付開始時間が決まっていて、その時間に並んで整理券をもらう仕組み。
これ、ウェブにまとまった情報ないぽくてもったいない感じがします。(どこかに載ってる?)
上記ワークショップは月末で終了になりますが、 ワークショップのための部屋などもあったので、今後も定期的に様々なイベントが開催されるのではないかと思います。
ワークショップ部屋の中でドローンの体験をやってました。
他にも、土日限定で航空機のコクピットに座れるイベント、なんてやつも開催されてました。
裏側に説明の看板があったんだけど、集合時刻などは毎回変動する?のか見えないようになってました。
行列のフライトシミュレーター
メイン展示エリア奥の方は、旅客機や小型航空機のフライトシミュレーターが体験できるゾーン。
オトナ的にはわりと子供騙しな感じの遊びなんですが、子供はやっぱり楽しいみたいで結構な行列。
「並べば無料でやれる」ってやつで、だいたい体験1回が乗り降り含めて5分程度。
このくらいの行列でも30分並びました。
かなり白飛びして色が潰れてますが、本物はちゃんとした画質のものでした。
うちの子は、並んでたら焦れて来て、昼ごはんの時間とかぶった空腹もあり、待ち時間はまぁ色々と酷いもの。
最後には大満足してましたが、個人的には気がつかないふりをしてスルーしたかったエリアでした。
顔ハメは必ずやります
こういうところに来たら必ず顔ハメをやります。
息子が手前にいても、父は顔ハメをやります。
2階の宇宙エリアでもやりました。
ちょっとマジメな話をすると、こういう機会にでも自分の写真を撮っておかないと、写真がほぼ息子の写真ばかりになって、息子が大きくなった時に「自分が幼い頃の親の写真がない」という事になりがち。
顔ハメを必ず撮るように徹底するだけで、ほぼ確実にどこかにお出かけした時の父の顔は残せます。
あと、顔ハメしながらいつも「笑顔の練習」をするようにしてます。
大半は私の趣味です。
食堂(宇宙博カフェ)もキレイで見た目も楽しい
お昼ご飯は、せっかくなのでリニューアルした博物館内のカフェ「宇宙博(そらはく)カフェ」で食べてみました。
メニューはこんなかんじ。
星空カレー、ボロネーゼ、キムチチャーハン(各務原キムチが有名)高山ラーメン(岐阜県飛騨地方の有名なラーメン)のほか、子供向けの飛行機プレートやお子様カレー。星降るポテト、フライドチキン、大きな飛行機パンなど、全体的に目でも楽しめるメニューが多いイメージ。
12時過ぎに行ったら、3ー4組くらいがレジに並んでいました。
10分くらい並んで注文した後、番号札付きポケベルを渡されて、順番が来たら音が鳴って取りに行く仕組み。
出来立てでオペレーションが回ってない感じは結構あって、出てくるまで、15分以上かかったんじゃないかな?
息子は空腹で待ちきれなくなってて、時間稼ぎが大変でした。
注文したキッズプレート。どれもまぁ定番な感じですが、少なくともハンバーグなどは冷凍食品によくあるハンバーグよりは美味しいやつでした。
宇宙の星空カレー。わりとメニューの雰囲気に近くて、けっこういい感じ。
ただ、カレーは思ってたよりもかなり辛くて、辛くて美味しいのかどうかよくわかりませんでした。(中辛と書かれてるけど、市販のカレールーの辛口かそれ以上に感じた)
カレーに散りばめられた星の正体はチーズでした。
星降るポテトはまぁ普通。
ソーダゼリーは、綿菓子にソーダをかけて、綿菓子がしゅわしゅわ溶けるのが楽しかった感じ。
「すごく美味しいとは思わない普通のご飯だけど、観光地で食べるご飯みたいなのを考えると十分すぎるくらい美味しい」って言うのが正直な感想です。
今度行くならたぶんオニギリとか持って行くと思うけど、1回くらいは食べてみて悪く無いかも。
キッズエリアと授乳室もあり
カフェエリアのすぐそばには、キッズルームと授乳室もありました。
キッズエリアはスポンジっぽい素材の積み木のおもちゃ(なんていったらいんだろう)というかそんな感じのやつ。
授乳室は2部屋あり、オムツのゴミ箱やお湯が出る水道、オムツ替え用の台もあり。
それぞれ4畳くらいの大きさ?のかなり広い部屋で、小さい子を連れて行ってもかなり安心そう。
館内に飲食コーナーもあり
中には入ってないんですが、博物館の中2階には休憩コーナーがあり、ここでの飲食も可能でした。
2階の奥の方なのでなんか暗いなーって場合には、寒くなければ外に出てご飯を食べるのもいいかもしれません。
車で5分くらいのところには、コンビニも2軒ほどあるので、そこでご飯を調達するのもいいかも。
個人的な一番の見所は2階の宇宙エリア 本物の月の石やISS実験棟「きぼう」の中など
そして最後に、昼食後に再入場して目指した2階の宇宙エリア。
一言で言って、ここが1番楽しいところでした。(俺調べ)
なんかとにかく感動してしまった「アポロ16号が持ち帰った月の石の現物」
はっきり言って、実物見たってただの石にしか見えないなんてことないものなんですが、これが現物、とか言われると言葉にできない感動が押し寄せます。
また、当時のアポロ16号の宇宙服(レプリカかな?)を見たら、我が家にあるガスストーブと同じような作りのエアーシステムがあって「こんな時代に宇宙に行けてしまったのか」と驚いたり。
ISSの実験エリア「きぼう」の場合中に入ることができて「おーーー宇宙兄弟のセリカさんはこういう場所で実験してたのか」って漫画の中の未来の世界なのになんかそれを見ることができた感動があったりなどなど。
個人的にはこの宇宙エリアを見ることができただけで入場料分の元が取れた感じがします。(ここ見てる時は妻がずっと子供見てくれてて、好きに見ててね、って言ってくれたのもかなり大きい)
まとめ
近所でリニューアルしたばっかりだし、っていうレベルのミーハーな感じでいってみたかかみがはら航空博物館だったんですが、総合的な満足度はかなり高かったです。
うちの場合、エリア的に本当に近所ってのもあるんですが、体験教室とかが充実してるなら、そのために年間パスポート買うのもありだよな、って感じがしてます。
航空機はあんま詳しくないんですが、生で飛燕とか見られたのはかなり嬉しいし、生の月の石とかもなんか感動的。
お土産なんかも新しいオシャレなものも多くてそれもいい感じ。
買ってきたマスキングテープ3種(1個270円。息子が嬉しそうに自由帳に貼ってた)とか、ガチャガチャで出たミニタオル(400円)や、定規270円と7色鉛筆160円。
余談ですが、公式ページもリニューアルしたらしいが検索に出てこなかったのでここで紹介しておきます。(パンフレットにURLが載ってた)
http://www.sorahaku.net/index.html
愛称を「空宙博(そらはく)」にしたいらしんだけど、その辺ちょっと噛み合ってない感じがして、今後どうなるのか見守っていきたいところです。
ウェブが検索で見つからないとか、HPにイベント予定がない(開館後にイベント予定が決まり次第公開、とかなってたり)ことなどのウェブが物足りないこと以外は本当に良い感じでおススメです。